大阪のシマッチュ

毎週、

金曜日の早朝に、豊南市場の鮮魚店に買い物に行く義母と姉ちゃん！


まぁ、姉ちゃんの場合はおこぼれを貰う為の付き添いやけどね！


その姉ちゃんから電話が有って、


アンコウを２匹買おうと思ってるんやけど、捌ける？って言うてきたもんやから、


俺が、


うん！、捌けるでぇって言ったあとに、

冗談のつもりで、


どんなんが有るん？

白アン？黒アン？


って言ったら、


姉ちゃんがマジにとってもうて、


えっ、そんなん有るん？、ちょっと待ってて、見てくるわ！

って言うて見て来たあとで、


背中は黒ぽいけど、お腹は白っぽいでぇって言うてきよんねん！


俺がまた冗談で、お店の人に聞いたらええちゃうんって言うたら、


また、姉ちゃん聞きに行きよったでぇ〜！


お店の人に……アホや！


白？黒？ 、そんなん無いでぇ〜！


アンコウ言うたらこれしか無いでぇ〜！

って言われたらしく、


めっちゃ、恥ずかしかったわ！


って、怒ってんねんけど、


アホやろぉ〜！、俺の親父ギャグには親父ギャグで返して来なあかんわ！


それやのに何を真剣に返してきてんねん！


義母も姉ちゃんも嫁さんも、ちょっと真面目過ぎんねん！


それにすぐにムキになるし…


もう少しユーモアちゅうもんを持って、楽しく生きなあかんわ！



ちょっと間して、


姉ちゃんが２匹のアンコウを持って来て、


もぉ〜、めっちゃ恥ずかしかったわ！


あんたの親父ギャグ、分かりづらいねん！


言うて、ちょっとプンプンビーム出して帰って行きよったわ！


さぁ、これからが俺の本領発揮や！


アンコウはフックに掛けての吊り切り！

皮を剥ぎぃの身を切りぃので、


今夜は、ゼラチンたっぷりのアンコウ鍋！


魚介類の調理は俺の担当なんで、


きっちり調理して仕込みますんで、



あとは、よろしく！



せやけど、


これだけのアンコウやったら、


当分は、


アンコウ、アンコウアンコウやでぇ！


（因みに、大阪でアンコウとは西成とかにいる、その日暮らしの日雇いの汚れの事です）


差別用語やけど、当たり前のように使ってま〜す！


あしからず…！